五十嵐貴久

【小説】五十嵐貴久『愛してるって言えなくたって』~リカシリーズの作者が描くブロマンス小説~あらすじと感想

2022年12月29日

『愛してるって言えなくたって』五十嵐貴久~リカシリーズの作者が描くブロマンス小説~

こんにちは、MAMOKOです。

本日も私が今までに読んだ小説を紹介します。

今回ご紹介するのは、五十嵐貴久さんの『愛してるって言えなくたって』です。

MAMOKO
MAMOKO
一言でいうと、中年男のラブコメ

こんな時に読んで欲しい

ちょっと笑える恋愛小説が読みたい時

Amazon商品の説明より

ビール販売会社の営業課長を務める門倉友広は、一瞬で頭が真っ白になった。

新人の加瀬夏生のせいだ。会社では頼れる上司、家庭では良き父親として、

順風満帆な日々を送っていたが、加瀬の出現をきっかけに、営業先で失態をさらしたり、

日常業務も手につかなくなって……

不惑目前、今まで抱いたことのない同性へのときめきに中年男が七転八倒する

爆笑必至のラブコメディ!

あらすじと読んだ感想

ビール会社の営業課長、妻子ありもうすぐ40歳の門倉友広。

中途採用で商社から転職してきた新人、28歳加瀬夏生。

加瀬が来てから様子がおかしい門倉課長。

自分の気持ちに戸惑いながら、抑えられないときめき。

営業先で嫉妬したり、女子社員にライバル視されたり、妻に不倫を疑われたり。

仕事にも家庭にも影響が出てきた中年男の恋の結末は?

中年のおじさんが、年の離れた男性の部下にときめいてしまう話です。

 

※ネタバレも含みます

門倉課長の恋心には共感する人多いはず!

若い時こんな感じだったなって。

とにかくピュアで、ピュアすぎる。

周りにばれすぎるくらいまっすぐな想いがダダもれ。

つい笑ってしまって、ニヤニヤが止まらない。

 

そんな門倉課長の恋心だけが描かれているのではなくて、

お仕事小説でもあるこの作品。

ビール会社の営業の話は興味深かったです。

いろんなメーカーのビールが飲める店ってそういや少ない。

営業先と関係、社内の関係、親会社との関係。

課長って立場が絶妙でとてもおもしろかったです。

 

中年のおじさんの恋愛小説、ビール会社のお仕事小説。

そして、裏テーマは、小説好きのための小説。

本好きが一度は憧れたことがある恋の始まりの予感がして、

始まりからワクワクが止まらない。

章ごとのタイトルもとても素敵。

好きな人と好きな本について話しているのが至福の時間。

作品を通して感じられる、本が好きって感じがとても心地よかった。

 

BLというより、ブロマンス小説。

ブラザーとロマンスを掛け合わせた造語らしいです。

男性同士のアツい友情ってことみたい。

 

最後は切ないけど、とても好きな終わり方。

愛してるとは言えなくても、友人関係にはなれたかな?

最後に

五十嵐貴久さんの『愛してるって言えなくたって』は一言で言うと、

中年男のラブコメです。真面目に働き、まじめに恋するおじさんの話です。

恋には年齢も、性別も関係ない。『リカシリーズ』と同じ人が書いた?

って疑うくらいピュアでとても癒されました。

ちょっと笑いたい、ちょっと癖のある恋愛小説を

読みたい人にはおすすめです。

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本日は、以上です。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

-五十嵐貴久