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【小説】ミヒャエル・エンデ『モモ』~子どもから大人まで、時間の大切さを教えてくれる一冊~あらすじと感想

2023年3月1日

『モモ』ミヒャエル・エンデ~子どもから大人まで、時間の大切さを教えてくれる一冊~

こんにちは、MAMOKOです。

本日も私が今までに読んだ小説を紹介します。

今回ご紹介するのは、ミヒャエル・エンデさんの『モモ』です。

MAMOKO
MAMOKO
一言でいうと、たいせつなものを取り戻すための冒険小説

こんな人に読んで欲しい

忙しくて時間に追われている人
子どものころに読んだことある人
時間の使い方について考えたい人

Amazon商品の説明より

町はずれの円形劇場あとにまよいこんだ不思議な少女モモ。

町の人たちはモモに話を聞いてもらうと、幸福な気もちになるのでした。

そこへ、「時間どろぼう」の男たちの魔の手が忍び寄ります…。

「時間」とは何かを問う、エンデの名作。

ミヒャエル・エンデ

あらすじと読んだ感想

モモとモモのたいせつな友達の物語。

時間どろぼうに奪われてしまったみんなの時間と

いなくなってしまった友達を取り戻すモモの冒険の話。

 

2021年の放送のドラマ「35歳の少女」。

主人公の少女が読んでいた本で、とても気になったので買った本。

でも冒頭のおとぎ話感とひらがな多めでの読み幸さに負けてしまい、

長い間積読されていた本。

ツイッターでも、多くの方がおすすめされてたので2年越しに読みました。

結論、「もっと早く読めばよかった!」と今更ながら後悔です。

どんな本か気になっていて、読もうか迷っている人はすぐに読んだほうがいい!

 

『モモ』を読んで、時間について考えるきっかけをもらいました。

忙しいって、何なのか。よく心を亡くすと言われているけど、

まさにそんな感じ。自分に正直に、好きなことに時間を使えることは、

豊かさを与えてくれるので無駄じゃない。

モモとのおしゃべりの時間が無駄だった人はいない。

毎日を楽しくすごすために必要なのは何か?を教えてくれます。

読む暇ないよってくらい忙しいと感じている人にこそおすすめです。

 

時間について考えさせられる本ですが、モモの聞く力もとても興味深い。

簡単なようでむずかしい、人の話をさいごまで聞く。

モモのように話が聞きたい!そんな風にも思いました。

 

出版されて約50年経っていても古くもなく、

かといって、今って感じでもない。

過去の物語のような、現在が映し出されているような、

これからの未来を語っているような、

どの[時間]にもあたる不思議な話でした。

 

\心に残った言葉/

 

”つぎの一歩のことだけ、つぎのひと呼吸のことだけ

つぎのひと掃きのことだけを考えるんだ、いつもただつぎのことだけをな。”

 

”時間をケチケチすることでほんとうはぜんぜんべつのなにかをケチケチしている

ということには、だれひとり気づいてないようでした。”

 

”時間とは、生きるということ、そのものなのです。

そして、人のいのちは心を住みかとしているのです。

人間が時間を節約すればするほど、生活はやせほそっていくのです”

 

”光を見るためには目があり、音を聞くためには耳があるのとおなじに、

人間には時間を感じるために心というものがある。

そして、もしその心が時間を感じとらないようなときには、

その時間はないもおなじだ。”

最後に

ミヒャエル・エンデさんの『モモ』は、一言でいうと

たいせつなものを取り戻すための冒険小説です。

 

生きるためにたいせつな、時間、そしてともだち。

それらを取り戻しにいく冒険の中で時間とは何か?、

幸せとは何か?をモモが教えてくれました。

 

児童文学ですが、大人にも充分読みごたえのある内容で、

子どもの頃に読んだ人も、まだ読んでない人も

忙しい人にこそ、読んで欲し一冊です。

ミヒャエル・エンデ

 

※Kindle Unlimited 対象作品です(2023年3月現在)

読書好きな人、これから読書を始めた人はぜひ参考にしてね。

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本日は、以上です。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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