道尾秀介

【小説】道尾秀介『カラスの親指』~ラストは大どんでん返し、映画化原作~あらすじと感想

2023年1月19日

『カラスの親指』道尾秀介~ラストは大どんでん返し、映画化原作~

こんにちは、MAMOKOです。

本日も私が今までに読んだ小説を紹介します。

今回ご紹介するのは、道尾秀介さんの『カラスの親指』です。

MAMOKO
MAMOKO
一言でいうと、驚きと感動の詐欺師の話

こんな時に読んで欲しい

感動する詐欺師の話が読みたい

Amazon商品の説明より

人生に敗れ、詐欺を生業として生きる中年二人組。

ある日、彼らの生活に一人の少女が舞い込む。

やがて同居人は増え、5人と1匹に。

「他人同士」の奇妙な生活が始まったが、残酷な過去は彼らを離さない。

各々の人生を懸け、彼らが企てた大計画とは?

息もつかせぬ驚愕の逆転劇、そして感動の結末。

道尾秀介の真骨頂がここに!

最初の直木賞ノミネート作品、

第62回日本推理作家協会賞受賞作品。(講談社文庫)

あらすじと読んだ感想

一軒家で一緒に暮らすことになった五人と一匹。

詐欺で生計を立てていた彼らが、過去から一歩踏み出し、

これからを生きていくために壮大な詐欺計画を企てる。

彼ら五人のそれぞれの過去とは?

詐欺は成功するのか?そんな詐欺師のお話。

 

はじめましての道尾秀介さん。

「名刺代わりの小説10選」でもよく見かけるこちら読みました。

 

バレる?バレない?大丈夫?ってだいぶドキドキしました。

何回も騙されて、どうなるんやろって終盤はページを捲る手が止まらなかったです。

 

伏線が綺麗に回収されていく流れは鮮やかで圧巻でした。

回収されるまで伏線があることにも気づかなかったけど。

 

そういうことやったんか!ってわかってスッキリしたっていうより、

良かったぁって安堵感のほうが大きかったです。

読み始めにイメージまでひっくり返されて、最後はほっこり系でした。

 

壮大な詐欺計画をも上回る壮大な仕掛け。

気づくわけない。思いやりもまた壮大。

 

指がくっつくかどうかの5本指の話はただただ感心。

しっくりこなかったタイトルにもつながる感じがとても良くてスッキリしました。

登場人物がそれぞれキャラがあって魅力的だったし、

誰も傷つかないところも良かったです。

 

あーおもしろかったって終われる本です。

 

映画になってるなんて全然知らなかった。

続編のカエルの小指も読んでみたいし、映画も観たいです。

ミステリ好きの「名刺代わりの小説10選」に選ばれる理由がよくわかりました。

最後に

道尾秀介さんの『カラスの親指』は、一言でいうと驚きと感動の詐欺師の話です。

詐欺師・闇金・借金苦など、不穏なワードは出てきますが、

二転三転する展開で、ラストは思いのほかほっこりできます。

壮大な仕掛けに心地よく騙されて欲しいです。

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本日は、以上です。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

-道尾秀介