『禁断の魔術』東野圭吾~ガリレオ8、シリーズ八作目、ドラマ化の原作~
こんにちは、MAMOKOです。
本日も私が今までに読んだ小説を紹介します。
今回ご紹介するのは、東野圭吾さんの『禁断の魔術』です。
こんな人に読んで欲しい
シリーズ最高のガリレオを読みたい人
Amazon商品の説明より
高校の物理研究会で湯川の後輩にあたる古芝伸吾は、
育ての親だった姉が亡くなって帝都大を中退し町工場で働いてた。
ある日、フリーライターが殺された。
彼は代議士の大賀を追っており、
また大賀の担当の新聞記者が伸吾の姉だったことが判明する。
伸吾が失踪し、湯川は伸吾のある
〝企み〟に気づくが……。シリーズ最高傑作!
あらすじと読んだ感想
2022年のスペシャルドラマの原作です。
帝都大学准教授の湯川先生の教え子に対する希望と責任の話。
時系列でいうと、2022年に映画化された
「沈黙のパレード」の4年前の話です。
湯川先生の後輩、古芝伸吾が帝都大学に入学した。
喜んだのも束の間、姉が亡くなり、伸吾は中退し働いていた。
ある日、長岡というフリーライターが殺される。
長岡が追っていた代議士の大賀は、
地元に最先端の科学技術を終結させる計画を進めていた。
計画が進められていた地元は、長岡の地元でもあった。
大賀と伸吾の姉秋穂との関係は?
行方が分からなくなった伸吾の目的は?
ラストのかけての湯川先生の覚悟と潔さは、
とてもかっこよかったです。
伸吾に対する思いを考えるととても切ない。
科学技術は使う人によって、禁断の魔術になってしまう。
科学は未来をつくり、世界を豊かにするためにあるべきだと、
湯川先生が身をもって示してくれたラストでした。
最後に
東野圭吾さんの『禁断の魔術』は、
一言でいうと教え子に対する希望と責任の話です。
湯川先生と伸吾のラストシーンは、胸が熱くなりました。
後輩にかける熱い思いを持った、湯川先生の違った一面が見られる作品です。
湯川先生の知り合いが事件に関わることが増えてきたので、
もうこれ以上湯川先生が苦しむ事件が
起きないことを祈っています。
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本日は、以上です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。