殊能将之

【小説】殊能将之『ハサミ男』~ネタバレ厳禁の定番で名作のミステリー~あらすじと感想

2022年12月15日

『ハサミ男』殊能将之~ネタバレ厳禁の定番で名作のミステリー~

こんにちは、MAMOKOです。

本日も私が今までに読んだ小説を紹介します。

今回ご紹介するのは、殊能将之さんの『ハサミ男』です。

MAMOKO
MAMOKO
一言でいうと、ハサミ男がハサミ男を探す話

こんな時に読んで欲しい

思いっきり騙されたい人

Amazon商品の説明より

美少女を殺害し、研ぎあげたハサミを首に

突き立てる猟奇殺人犯「ハサミ男」。

三番目の犠牲者を決め、綿密に調べ上げるが、

自分の手口を真似て殺された彼女の死体を発見する羽目に陥る。

自分以外の人間に、何故彼女を殺す必要があるのか。

「ハサミ男」は調査をはじめる。

精緻にして大胆な長編ミステリの傑作。

あらすじと読んだ感想

美少女を二人殺害し、三番目の犠牲者を決め、

殺害の準備を続ける通称「ハサミ男」。

殺害を決行しようとしたとき、三番目に狙っていた美少女を

「ハサミ男」に殺されてしまう。「ハサミ男」は自分なのに……。

 

「ハサミ男」ってタイトルと、猟奇殺人犯の連続殺人っていう言葉で

グロテスクなのかな?って感じがしましたが、その心配はなかったです。

 

ネタバレ厳禁の重大なトリックが隠されている本作。

20年以上前の作品ですが、ネタバレに触れずに読めたことは幸せでした。

騙さるのか?何かあるのか?って気持ちは置いといて素直に読んで欲しい!!

完全なる叙述トリック。私はちゃんと騙されました。

 

登場人物の一人である医師。医師はだいたい部屋にしか出てこない。

医師と「ハサミ男」の会話にも隠されている真実。

ラストに詰め込むには情報が多すぎてちょっと処理できない。

そうなのかな?って感じで終わる。何回か読めばわかるかな?

 

ミステリーファンなら一度は目にする「ハサミ男」

かなりのボリュームでやや中弛みな感じがしてきたところで、どんでん返し。

後半は、「え!?」の連続で、軽く混乱しながら読みました。

ラストの一行まで気が抜けず、ざわざわして終わりました。

できたら、記憶消してもう一回読みたいです!面白かった。

最後に

殊能将之さんの『ハサミ男』は、

一言でいうとハサミ男がハサミ男を探す話です。

気にならないことまでが伏線で、

それが明らかになった時の衝撃を味わって欲しいです。

記憶消してまっさらな状態でもう一回読みたいですが、

仕掛けられた謎を追いかけながらの二回目も、

それはそれで楽しめます。

読書好きな人、これから読書を始めた人はぜひ参考にしてね。

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本日は、以上です。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

-殊能将之