『希望の糸』東野圭吾~加賀恭一郎シリーズのスピンオフ~
こんにちは、MAMOKOです。
本日も私が今までに読んだ小説を紹介します。
今回ご紹介するのは、東野圭吾さんの『希望の糸』です。
こんな人に読んで欲しい
家族の絆の話が読みたい人
Amazon商品の説明より
小さな喫茶店を営む女性が殺された。
加賀と松宮が捜査しても被害者に関する手がかりは
善人というだけ。彼女の不可解な行動を調べると、
ある少女の存在が浮上する。
一方、金沢で一人の男性が息を引き取ろうとしていた。
彼の遺言書には意外な人物の名前があった。
彼女や彼が追い求めた希望とは何だったのか。
あらすじと読んだ感想
新潟中越地震で二人の子供を失った家族。
それから16年後、喫茶店を営む女性が殺害された。
同じころ、金沢の老舗旅館の女将が手にした
遺言状には松宮脩平の名前があった。
三つの家族が絡み合い、
それぞれの家族の在り方と事件の真相が
明らかになっていく話。
登場人物が多くて最初かなり戸惑いました。
家族というひとつのテーマにしては、
家族が多すぎるし、気になる伏線は次々まかれて、
どう繋がっていくのか予想がつきませんでした。
多すぎないかと思った伏線も、
ひとつずつ丁寧に回収され、
最後には涙しました。
父親を軽視するわけじゃないけど、
母親の強さがいろんな角度で描かれていてよかったです。
親になるって難しくて大変だなって、
見てないようで見てる子供も大変だなった思いました。
汐見家のお父さん、お母さん、萌奈ちゃんの
心理描写はさすが東野圭吾さんって感じでした。
真相を暴くことと、それによって誰かの人生を
変えてしまうこと。事件に関わった人たちの悩む姿に、
家族とは何かを考えさせれられました。
同時に大切な想いはひとつだと気づかされました。
最後に
東野圭吾さんの『希望の糸』は、
一言でいうと様々な家族のかたちの話です。
家族について、家族でいること、親になること、
親と子それぞれの想い、大切な想いを
考えさせてくれる作品でした。
完結したと思っていた加賀恭一郎シリーズ。
スピンオフでしたが続きがあって嬉しかったです。
いつかまた、加賀さんの話も読める日が来たらいいな。
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本日は、以上です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。