『クローバー』島本理生~モラトリアムの終わりと新しい旅立ち~
こんにちは、MAMOKOです。
本日も私が今までに読んだ小説を紹介します。
今回ご紹介するのは、島本理生さんの『クローバー』です。
こんな時に読んで欲しい
爽やかな恋愛小説が読みたい時
Amazonの商品説明より
ワガママで女子力全開の華子と、その暴君な姉に振り回されて、
人生優柔不断ぎみな理系男子の冬治。
双子の大学生の前に現れたのはめげない手強い求愛者と、
健気で微妙に挙動不審な才女!?
でこぼこ4人が繰り広げる騒がしくも楽しい日々。
ずっとこんな時を過ごしていたいけれど、やがて決断の日は訪れて…。
モラトリアムと新しい旅立ちを、共感度120%に書き上げた、
キュートでちょっぴり切ない青春恋愛小説。
あらすじと読んだ感想
一緒に暮らす大学生の双子の姉弟、華子と冬治。
2人と2人を取り巻く人たちの日常のお話。
モラトリアムから脱出するのかできないのか。揺れる青春恋愛小説です。
ないものねだりは常で、男女の双子ってちょっと憧れる。
姉と弟っていうのも理想的!3つじゃあまり特別感がないのに、
4つになった途端特別になるクローバー。
ちいさいときからずっと一緒にいる2人の、
2人だからわかりあえる感じとか心地よかったです。
それぞれの恋愛の進み方とかもふわっと読めて読後感も爽やかでした。
島本理生さんの作品の中でも、かなり明るいタッチの作品です。
誰も病んでないです。文庫本の表紙が大好きで、
読む前も好きだったけど読んでからもなお好き。
とにかくかわいいです。文章も表現も綺麗で、
とても読みやすかったです。やっぱり好きです。
モラトリアム真っただ中な学生さんとか、
20代前半の世代が読むと、とらえ方が全然違うだろうなって思った作品です。
キラキラした日常は、まぶしすぎる感もありますが、
おもしろかったです。
最後に
島本理生さんの『クローバー』は、一言でいうと青春恋愛小説です。
背表紙にも青春恋愛小説の文字はあるのですが、島本理生さんは
「青春小説でもなく、恋愛小説でもなく、モラトリアムとその終わりの物語」
と表現されています。読後感も爽やかで読みやすいので、
気になった方はぜひ読んでみてください。
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本日は、以上です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。