恩田陸

【小説】恩田陸『黄昏の百合の骨』~理瀬シリーズの二つめの作品~あらすじと感想

2022年10月17日

『黄昏の百合の骨』恩田陸~理瀬シリーズの二つめの作品~

こんにちは、MAMOKOです。

本日も私が今までに読んだ小説を紹介します。

今回ご紹介するのは、恩田陸さんの『黄昏の百合の骨』です。

MAMOKO
MAMOKO
一言でいうと、魔女の館で起こる不吉な事件

こんな時に読んで欲しい

幻想的な世界観に浸りたい時

Amazon商品の説明より

強烈な百合の匂いに包まれた洋館で祖母が転落死した。

奇妙な遺言に導かれてやってきた高校生の理瀬を迎えたのは、

優雅に暮らす美貌の叔母二人。

因縁に満ちた屋敷で何があったのか。

「魔女の家」と呼ばれる由来を探るうち、

周囲で毒殺や失踪など不吉な事件が起こる。

将来への焦りを感じながら理瀬は―。

あらすじと読んだ感想

祖母が死んだ。「自分が死んでも、

水野理瀬が半年以上ここに住まない限り家は処分してはならない」

祖母の遺言を果たすために、

「魔女の館」呼ばれる洋館で暮らし始めた理瀬にふりかかる不吉な事件のお話です。

 

高校生の理瀬が登場する、理瀬シリーズ二つめの作品

何が起こるのか、背筋がぞわぞわする感じ。不穏な空気と不気味な緊張感。

次々に起こる謎は、しっかりと伏線が張られていて、

最後までドキドキさせてくれます。

 

理瀬は少女なあどけなさがあったり、

大人の女性のしたたかさがあったり、気か抜けません。

高校生の青春要素も少しありますが、物語全体のイメージは暗いのに、

読後感は美しいと感じる不思議さがあります。

 

舞台は長崎で、ところどころで素敵な脳内旅行ができます。

旅小説ではないけれど、描写がきれいで楽しかったです。

前作の麦の家に沈む果実の青の丘にも、

この魔女の館にも住んでみたい、それくらい気になります。

そして理瀬とヨハンの続きが読みたいです。

最後に

恩田陸さんの『黄昏の百合の骨』は、

一言でいうと魔女の館で起こる不吉な事件の話です。

少し幻想的な世界観に浸りながら、

ミステリーを楽しみたい人にはおすすめです。

これを読んで、理瀬がどうなったか気になった人は、

大学生になった理瀬の作品も出ているので

そちらも合わせて読んで欲しいです。

恩田陸さんの別の作品も紹介してます。

恩田陸さんの作品【小説】恩田陸『麦の海に沈む果実』~理瀬シリーズの一つめの作品~あらすじと感想

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本日は、以上です。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

-恩田陸