『さくら』西加奈子~サクラとサクラが大好きな家族の話~
こんにちは、MAMOKOです。
本日も私が今までに読んだ小説を紹介します。
今回ご紹介するのは、西加奈子さんの『さくら』です。
こんな人に読んで欲しい
好きな人に、好きって言えなかった人
Amazon商品の説明より
ヒーローだった兄ちゃんは、二十歳四か月で死んだ。
超美形の妹の美貴は、内に篭もった。母は肥満化し、酒に溺れた。
僕も実家を離れ、東京の大学に入った。
あとは、見つけてきたときに尻尾にピンク色の花びらをつけていたことから
「サクラ」と名付けられた十二歳の老犬が一匹だけ。
そんな一家の灯火が消えてしまいそうな、ある年の暮れのこと。
僕は、実家に帰った。「年末、家に帰ります。おとうさん」。
僕の手には、スーパーのチラシの裏に薄い鉛筆文字で書かれた
家出した父からの手紙が握られていた―。
二十六万部突破のロングセラー、待望の文庫化。
あらすじと読んだ感想
2020年に北村匠海さん、小松菜奈さん、
吉沢亮さんが兄弟妹役の共演で映画化されています。
ヒーローだった兄の死を境に、一度は壊れてしまった家族が、
また一つになっていく、そんなお話です。
わんこの名前が題名ですが、わんこの話ではないです。
家族にしかわからないことで、笑いあえる、
そんなことがある家族っていいなって思いました。
言葉は悪くても、そこには絶対的な愛があるし、
サクラに対する愛も溢れていました。
お母さんがとても素敵な人でした。
素敵なお母さんを書ける西加奈子さんがとても気になりました。
家族が変わってしまっても、変わらずそこにいたサクラ。
変わらずにサクラがいた場所に、
家族みんな帰ってくることができたんだと思います。
何回読んでもこの先は泣かずに読めないってところがあって、
必ず泣いてしまいます。
でも、読んでよかった、
また読みたいって思う作品です。
最後に
西加奈子さんの『さくら』は、一言でいうと、泣ける家族小説です。
大事な人がいなくなってしまって、悲しい話ではありますが、
読後は心が温かくなりました。
好きな人ができたら、好きっやて言う。
変わらない日常こそ大切で、
当たり前ではないと教えてくれた気がします。
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本日は、以上です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。