『夢幻花』東野圭吾~黄色いアサガオには手を出すな!~
こんにちは、MAMOKOです。
本日も私が今までに読んだ小説を紹介します。
今回ご紹介するのは、東野圭吾さんの『夢幻花』です。
こんな時に読んで欲しい
アサガオが咲く、夏に読んで欲しい
Amazon商品の説明より
花を愛でながら余生を送っていた老人・秋山周治が殺された。
第一発見者の孫娘・梨乃は、祖父の庭から消えた黄色い花の鉢植えが気になり、
ブログにアップするとともに、この花が縁で知り合った大学院生、蒼太と真相解明に乗り出す。
一方、西荻窪署の刑事・早瀬も、別の思いを胸に事件を追っていた…。
宿命を背負った者たちの人間ドラマが展開していく“東野ミステリの真骨頂”。
第二十六回柴田錬三郎賞受賞作。
あらすじと読んだ感想
アサガオが気になる本です。江戸時代には存在していた黄色いアサガオ、
それを素材にし、時間をかけて仕上げられた作品です。
誰かが引き受けるしかない負の遺産、2つの家族が背負った宿命が絡みあった人間ドラマ。
予想できない展開からの伏線回収が素晴らしいです。
パズルがはまるみたいにキレイに片付いてく謎がほんと気持ちいい。
謎と自分たちに答えを出したラストが好きです。
考えさせられる内容ではありますが、
梨乃と蒼太の成長が清々しくて読後感は爽やかです。
最後に
東野圭吾さんの『夢幻花』は宿命を背負った者たちの人間ドラマです。
「こんなに時間をかけ、考えた作品は他にない」と
東野圭吾さん自身が仰られた会心作です。
何度読んでも感動できる大好きな1冊です。
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本日は、以上です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。