五十嵐貴久

【小説】五十嵐貴久『リセット』~リカの高校生時代、リカシリーズ第7弾~あらすじと感想

2022年11月4日

『リセット』五十嵐貴久~リカの高校生時代、リカシリーズ第7弾~

こんにちは、MAMOKOです。

本日も私が今までに読んだ小説を紹介します。

今回ご紹介するのは、五十嵐貴久さんの『リセット』です。

MAMOKO
MAMOKO
一言でいうと、高校時代のリカの話

こんな人に読んで欲しい

高校生のリカを知りたい人

Amazonの商品説明より

母方の親戚にあたる十六歳の結花を引き取って、

ひとつ屋根の下で暮らすことになった四人家族の升元家。

結花の父親は交通事故で死に、

その後、母親が新興宗教にはまって出家したらしい。

そんな訳ありの美少女に、高校一年の次男・晃は

一目で恋に落ちてしまう。

「あたしは結花じゃありません、リカです」

淡い恋心をも嘲笑う、恐怖シリーズ第7弾。

あらすじと読んだ感想

高校生時代のリカの話。黒髪の美少女と一つ屋根の下暮らすことになった少年の話。

リカが引き取られた先の、升本健の次男の晃の視点で描かれている今回の作品。

一目惚れのふわふわした感じから、徐々に狂気に気づいて変化する気持ち。

楽しいはずの高校生には辛すぎる1年でした。

気づいたときには遅かった……

 

今回も関わった人たちがどんどん死にます。

リカシリーズの読者にとっては、良くも悪くもいつも通りのリカ。

「結花じゃありません、リカです」って、

この作品から読んだ人には伝わりにくい。

ちょっと意味不明で、この子変な子なんかな?って感じ。

でもこれも、”リカクロニクルは順番に読んで欲しい”って

作者の気持ちの表れかも。

この作品の視点の晃が、これについて説明するのもなんか変だし。

 

晃に見えてることだけで話が進むので、

事件の裏側は全部憶測に過ぎない。

残っているのは臭いだけ。ある意味それが全てなんだろうけど、

もやっと感は否めないです。

 

ラストにかけてのリカと同じくらい最低最悪な二人の会話。

ほんとにクズ過ぎてイライラしかしなかった!!

結局は、自分を利用しようとした大人をも利用するって言う、

頭が良すぎるリカが何枚も上手でしたけど。リカ怖すぎる。

 

いち早く気づいた萌香。萌香の言うこと聞いといたらよかったのにね。

"あたしたちになにがわかった”のか。この子もまた出てくるのかな?

 

全てを「リセット」したリカ。雨宮リカはこれから。

最後に

五十嵐貴久さんの『リセット』は、一言でいうと女子高生時代のリカの話です。

シリーズ7作目の作品で、時系列でいうと2番目の作品です。

まだまだ続きそうなリカシリーズ。

楽しみだけど、もうやめて―って思いもあります。

次の話は「リターン」の後の話だそうで、復讐気になります。

新しい作品が出るまでに時系列で読み直しておこう。

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本日は、以上です。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

-五十嵐貴久