島本理生

【小説】島本理生『Red』~30代女性のリアルさを直に描いた作品~あらすじと感想

2022年10月7日

島本理生『Red』~30代女性のリアルさを直に描いた作品~

こんにちは、MAMOKOです。

本日も私が今までに読んだ小説を紹介します。

今回ご紹介するのは、島本理生さんの『Red』です。

MAMOKO
MAMOKO
一言でいうと、ピュアな不倫小説

こんな人に読んで欲しい

大人の女性に読んで欲しい作品

Amazon商品の説明より

夫の両親と同居する塔子は、可愛い娘がいて姑とも仲がよく、

恵まれた環境にいるはずだった。

だが、かつての恋人との偶然の再会が塔子を目覚めさせる。

胸を突くような彼の問いに、仕舞い込んでいた不満や疑問がひとつ、

またひとつと姿を現し、快楽の世界へも引き寄せられていく。

上手くいかないのは、セックスだけだったのに―。島清恋愛文学賞受賞作。

あらすじと読んだ感想

この話は最後どうなるんだろう。この人たちどうなるんだろう。

ってすごく気になる人たちでした。

愛というか、好きだという感情に一生懸命というか、純粋というか、

そういった印象を受けました。

流されすぎる塔子にイライラしてしまうけれど、

「わかる!」って共感してしまう私もいて。

登場人物はわりとみんなサイテーですが、

最後はなんかスッキリする終わり方でよかったです。エピローグ好きです。

 

結婚、出産、退職、親との同居、セックスレスなどの現代女性に対する選択と悩み。

さまざまな問題が描かれていて、いろいろと考えさせられました。

官能的な描写はありますが、相変わらずの綺麗な文章で引き込まれました。

不倫のお話なので好みは分かれるし、読む世代や立場によって意見の分かれる作品だと思います。

楽しみにしていたのにまだ観てないんですが、

映画は結末が違うみたいなので、早めに観たいと思います。

最後に

島本理生さんの『Red』は、大人の女性に読んで欲しいピュアな不倫小説です。

不倫にピュアなんてない!ってお叱りを受けそうですが……そこだけに注目せずに、

葛藤と選択と本音が綴られているので、少しは共感できるはずです。

島本理生さん自身は、この作品について

「結婚していて、更には子供もいるという中で包み込むような感じではなく、

30代女性のリアルさを直に描いてみたかった」と語られていました。

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本日は、以上です。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

-島本理生