『未必のマクベス』早瀬耕~犯罪小説にして切ない恋愛小説です~
こんにちは、MAMOKOです。
本日も私が今までに読んだ小説を紹介します。
今回ご紹介するのは、早瀬耕さんの『未必のマクベス』です。
こんな人に読んで欲しい
心の奥の初恋を今でも大事にしている人
Amazon商品の説明より
IT企業ジェイ、プロトコルの中井優一は、
東南アジアを中心に交通系ICカードの販売に携わっていた。
同僚の伴浩輔とともにバンコクでの商談を成功させた優一は、
澳門の娼婦から予言めいた言葉を告げられる―
「あなたは、王として旅を続けなくてはならない」。
やがて香港法人の代表取締役として出向を命じられた優一だったが、
そこには底知れぬ陥穽が待ち受けていた。
異色の犯罪小説にして恋愛小説。
伝説のデビュー作『グリフォンズ、ガーデン』から22年―
運命と犯罪と恋についての長篇第2作。
あらすじと読んだ感想
文庫本発売当時(2017年)あんまり行かない本屋でポップに惹かれて買った本です。
ポップだけじゃなくて、文庫の帯の、初恋の人の名前を検索してみたことがありますか?
って言葉にも惹かれて買っちゃいました。
マクベスの知識はなかったけれど何度も説明があるので、
だいぶ理解できました。なのでマクベスは知らなくても大丈夫です!!
企業小説を感じさせたり、ハードボイルドの雰囲気もあり、
恋愛小説テイストもある、そんな作品です。
セキュリティーコードがキーワードになってたり、経済とか、
数学とかが出てくるのでよくわからない部分もあったんですが、
非日常と日常が絡み合う世界観にどんどんと引き込まれていきました。
アジア各国への旅行が好きだったり、出張で訪れている人には身近に感じられるような
描写があるので、もっとおもしろいと思います。
わたしは脳内旅行していたんですが、とりあえず香港とベトナム行きたい!
雲呑麺食べたい!キューバリブレ飲まないと!ってなりました。
読んでいくうちに帯に書いてある、本の形をしたラブレターって言う意味が
どんどんわかっていくのがおもしろかったです。
本屋さんが勧める本に間違いないなって思った1冊です。
最後に
早瀬耕さんの『未必のマクベス』は、あえて一言でいうと、
いろんな要素が詰まった作品です。
企業小説なのか、経済小説なのか、犯罪小説なのか、ハードボイルド小説なのか、
恋愛小説なのか……全然一言では言えてないんですが、
読み応えがあっておもしろいのでぜひ手に取って1ページ目を捲ってください!
心の奥の初恋を大事にしている人、初恋の人の名前検索したことある人、
世界を飛び回ってるビジネスマン。そんな人たちにおすすめしたいです。
長編作品なので、読書が初めてって人よりかは読み慣れしている人のほうがおすすめです。
手元に置いて、何度も読んで欲しいです。
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本日は、以上です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。