宮下奈都

【小説】宮下奈都『羊と鋼の森』~ 静かで優しい空気が気持ちいいです~あらすじと感想

2022年9月30日

『羊と鋼の森』宮下奈都~ 静かで優しい空気が気持ちいいです~

こんにちは、MAMOKOです。

本日も私が今までに読んだ小説を紹介します。

今回ご紹介するのは、宮下奈都さんの『羊と鋼の森』です。

MAMOKO
MAMOKO
一言でいうと、調律師の成長する姿が描かれた作品

こんな時に読んで欲しい

文章で音楽や芸術に触れたい時

Amazon商品の説明より

高校生の時、偶然ピアノ調律師の板鳥と出会って以来、

調律に魅せられた外村は、念願の調律師として働き始める。

ひたすら音と向き合い、人と向き合う外村。

個性豊かな先輩たちや双子の姉妹に囲まれながら、

調律の森へと深く分け入っていく―。

一人の青年が成長する姿を温かく静謐な筆致で描いた感動作。

あらすじと読んだ感想

気持ちの良い読書でした。第13回本屋大賞受賞の作品。

調律の世界に魅せられた青年が、調律師として成長していく姿が描かれています。

ピアノは「羊(ひつじ)」の毛で作られたハンマーが、「鋼(はがね)」の弦をたたいて音が出る

そんなことも知らなかったので、羊たちの沈黙に引っ張られすぎて、最初ホラーだと思っていました。

私はピアノもそのほかの音楽にも触れずに過ごしてきたので、

こういった専門的な本を読むと、知ってたらもっとおもしろいだろうなぁって思います。

でも、知らないなりの想像も悪くない気がします。

外村くんの成長も、ふたごの成長も、読んでてすごく前向きなあたたかい気持ちになりました。

読んる間も読んだ後も、ずっと穏やかな気持ちで過ごせます。

文章もとてもきれいで心地よかったです。爽やかなみどりいろって感じでした。

最後に

宮下奈都さんの『羊と鋼の森』は、一言でいうと調律師の成長する姿が描かれた作品です。

調律に魅せられた青年が、新米調律師としていろんな人に出会い、

向き合い、調律師としても、人としても成長していく姿が爽やかに描かれています。

あたたかく、穏やかでとにかく気持ちのいい読書時間でした。

そんな時間を過ごして欲しい1冊です。

読書好きな人、これから読書を始めた人はぜひ参考にしてね。

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本日は、以上です。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

-宮下奈都