東野圭吾

【小説】東野圭吾『白夜行』~分厚いけどすらすら読める最高傑作~あらすじと感想

2022年9月29日

『白夜行』東野圭吾~分厚いけどすらすら読める最高傑作~

こんにちは、MAMOKOです。

本日も私が今までに読んだ小説を紹介します。

今回ご紹介するのは、東野圭吾さんの『白夜行』です。

MAMOKO
MAMOKO
一言でいうと、誰もがおすすめする最高傑作

こんな時に読んで欲しい

ずっしりと重めな作品に浸りたい時

Amazon商品の説明より

1973年、大阪の廃墟ビルで一人の質屋が殺された。

容疑者は次々に浮かぶが、結局、事件は迷宮入りする。

被害者の息子、桐原亮司と、「容疑者」の娘、西本雪穂―暗い眼をした少年と、

並外れて美しい少女は、その後、全く別々の道を歩んで行く。

二人の周囲に見え隠れする、幾つもの恐るべき犯罪。

だが、何も「証拠」はない。そして十九年…。息詰まる精緻な構成と、

叙事詩的スケール。心を失った人間の悲劇を描く、傑作ミステリー長篇。

あらすじと読んだ感想

読む前は分厚さに覚悟がいるんですが、何度読んでもやっぱり面白いです。

大阪の、わりと地元に近い地名がいっぱい出て来るのも好きです。

前はそんなに思わなかったけど、喫煙の描写がすごく多いなと思いました。

しかもどこでも吸う!これが気になるってのも、なんとなく時代なのかなって思います。

 

19年間の2人と刑事の人生。回収されていく伏線は、気持ちよさと不気味さ、

怖さが隣り合っててぞわぞわしました。

雪穂と亮司が接触するところはまったく描かれていないのに、

2人の繋がりが強く感じられて恐ろしかったです。

2人の出した結末はとても切ないですが、間違ってるかもしれないけれどなんとなく応援したくなる、

読後感でした。ドラマ放送時の2006年にか買ったので表紙はその時の。

4~5年くらい前に読んだときは懐かしくてAmazonプライムでドラマ一気見しました。

(現在はレンタルになってます)

必要ないかもしれないですが、原作では描かれていない2人の心情が映像化されてて、

見えない何かを埋めてくれる気がします。わたしはドラマも好きです。

最後に

東野圭吾さんの『白夜行』は、ずっしり重めな内容ですが、誰もがおすすめする最高傑作です。

重いのは内容だけじゃなくて、800ページ越えで分厚くて、持ち歩くのも、

読むのもバランス取りにくくて大変でした。

白夜行は、東野圭吾さんの電子書籍化されている7冊のうちの1冊なので、

内容じゃなくて本の重さが気になる方はぜひ電子書籍で。

おうちで読むので重くても問題ないよ!って方は文庫本の重みも感じながら読んで欲しいです。

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本日は、以上です。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

-東野圭吾