住野よる

【小説】住野よる『君の膵臓をたべたい』~タイトルの意味がとても素敵でした~あらすじと感想

2022年9月24日

『君の膵臓をたべたい』住野よる~タイトルの意味がとても素敵でした~

こんにちは、MAMOKOです。

本日もわたしが今までに読んだ小説を紹介します。

今回ご紹介するのは、住野よるさんの『君の膵臓をたべたい』です。

MAMOKO
MAMOKO

一言でいうと、泣ける青春小説

こんな時に読んでほしい

爽やかで泣ける話を読みたい時に読んで欲しい作品

Amazon商品の説明より

ある日、高校生の僕は病院で一冊の文庫本を拾う。

タイトルは「共病文庫」。

それはクラスメイトである山内桜良が綴った、秘密の日記帳だった。

そこには、彼女の余命が膵臓の病気により、

もういくばくもないと書かれていて―。

読後、きっとこのタイトルに涙する。

「名前のない僕」と「日常のない彼女」が織りなす、

大ベストセラー青春小説!

あらすじと読んだ感想

寿命がある少女、咲良と、偶然知ってしまった僕。

そんな2人の出会う前とはちょっと変わった高校生活。

友達なのか、恋人なのか、はっきりしなくてもやもやするけど、2人の関係がどんなものなのかは、

とても丁寧に描かれていて、最後まで読めばわかる、”タイトルが持つ意味”にとても感動しました。

僕への気持ちをありきたりな言葉では表現したくない咲良と、そんな咲良を大切に思っていた僕の関係は

「君の膵臓をたべたい」なのです。

ぜひ読んで感じて欲しいです。映画も好きだけど、小説のラストがとても好きです。

 

共病文庫にたどり着くまでに時間がかかった僕。

僕が共病文庫にたどり着くまでに時間がかかることをわかっていた咲良。

共病文庫を読んで、当時の咲良の気持ちと希望を知っていく僕。

名前を残して欲しくない僕の意見を尊重してくれたこと。

ほんとはずっと怖かったこと。

何度も泣いたこと。時間が限られていること。

キョウコとは友達になって欲しいこと。

咲良の最後の言葉が、自分が送った言葉と同じだったこと。

そしてそれが届いていたこと。

咲良が死んでから、僕がはじめて涙を流したころには、

わたしの涙腺は崩壊しています。

何も知らなかったキョウコが共病文庫を読んで初めて知る咲良の思い。

知りたかったキョウコと、最後まで普通に過ごしたかった咲良。

どっちが正解かわからないし、現実的にも難しいなぁと思います。

咲良の願い通り、2人が一緒にお墓参りに行って、

一緒に咲良の家に向かう記述があって友達になったんだなぁって

ほっこりしました。

 

この作品には、名言って言われている言葉はたくさんありますが、

咲良の言った「一日の価値は全部一緒なんだから、

何をしたかの差なんかで私の今日の価値は変わらないよ。」

って言葉がとても印象的でした。

誰だって毎日何があるかわからないし、

寿命があってもなくても一日の価値は変わらないんだって

改めて考えさせられました。

最後に

住野よるさんの『君の膵臓を食べたい』は

一言でいうと泣ける青春小説です。

爽やかで泣ける話を読みたい時におすすめの作品です。

何度読んでも新しい発見があり、

ラストがわかっているからこその発見もあって楽しめます。

初めての人にも、読んだことあるよ!って人にも

何度も読んで欲しいです。

読書好きな人、これから読書を始めた人はぜひ参考にしてね。

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本日は、以上です。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

-住野よる